CareKitと地域包括ケア

CareKitと地域包括ケア

米Appleが今年3月に発表したヘルスケアアプリ開発の新ツール 『CareKit』。
アプリ開発のハードルが下がるだけではなく、
地域包括ケアへの活用も期待されています。

CareKitとは?

患者向けヘルスケアアプリを簡単に開発できるキットです。
アップルが提供するテンプレートを組み合わせ、
以下4つの基本モジュールを使ってアプリを作成できます。

Care Card: 服薬や治療計画、治療のための行動管理
Symptom and Measurement Tracker: 症状と体調を簡単に記録
Insight Dashboard: 各種データをグラフ化して簡単に確認
Connect: 医師、治療にあたるチームで体調の変化に関する情報を共有

 

具体例:術後ケアアプリ

テキサスメディカルセンターが
退院後でも、痛みのレベル、体温、動作範囲、投薬の観察などの患者情報を
簡単に管理できるアプリを設計しています。
情報共有先の医療チームは患者が入力したデータを確認し、
医師の診察が必要な時には患者へ連絡を取ることができます。
2016-09-02


(出所:Apple社)

病院から地域・在宅へ、自宅での見守りへと移行する地域包括ケア。
遠隔でも患者と医療チームが直接つながりをもてることが重要となる中、
CareKitで開発されるアプリの活用が期待されます。