Auris Health 肺内視鏡ロボット技術で2億2000万ドルを新たに調達

Auris Health 肺内視鏡ロボット技術で2億2000万ドルを新たに調達

カリフォルニアのレッドウッドシティにある医療機器メーカー、Auris Health社は
2018年11月、2億2000万ドルの投資を受けたことにより、
手術ロボット領域の中で最高資金提供を受けた会社の一つになったと発表しました。
この投資はサンフランシスコのPartner Fund Management LPが率いており、ウェリントン・マネジメント、D1キャピタル・パートナーズ、セネター・インベストメント・グループを新規投資家に含んでいます。
現在、7億ドル以上の資金を調達しています。

PitchBook Dataによると、Auris社はすでに前回2017年秋の資金提供で10億ドル以上の価値があるとされていました。
その投資はCoutue Managementが率いており、Peter ThielのMithril Capital Management、Lux Capital、Highland Capital Partners、Partner Fund Management、Viking Global Investors、Section 32およびその他の非公開投資家からの資金が含まれていました。
新たな参加者投資家は、Auris社はIPOの可能性に近づいているかもしれない、と伝えています。

Auris社の技術

フレッド・モール最高経営責任者(CEO)が設立したAuris社は11年前に設立されました。
Auris社の直近の資金は、Monarchロボット技術の販売促進に使用されます。
このシステムは、食品医薬品局に承認され、診断および気管支鏡調査の手順と治療処置や、鼻または口を通って、喉の下および肺の周辺まで柔軟なロボット内視鏡をナビゲートします。
患者固有の3次元モデルに基づいた従来の内視鏡検査およびコンピュータ支援ナビゲーションと組み合わせることで、医師は患者の気道を連続的に見ることができます。

「今回の資金提供により、気管支治療の営利化を促進し、更に様々な方法の治療法を開発するという我々の使命をサポートしてくれる」とモール氏は述べています。

従来は届かなかった胚結節にアクセス

肺がんは通常、診断が遅くなり治療は効果がないことが多く、非常に致命的とされています。
Auris社はMonarch Platformを設計し、入れ子式の内視鏡により小さくて届きにくい肺結節に早期にアクセスできるようになりました。
新しいツールによって侵襲性が低く、肺がんを早期に発見できる技術に期待が寄せられています。

ニュース元:https://www.bizjournals.com/sanjose/news/2018/11/28/redwood-city-startup-scores-220m-for-robotics-tech.html